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宇宙のランデブー

巨匠 アーサー・C・クラークの最高傑作である。ボリューム満点の四部作構成で、1973年にヒューゴー賞、ネビュラ賞ダブル受賞している。2作目以降はジェントリー・リー氏との共著。ちなみに4作目は20年後の1993年であり書く方も壮大なスケールだ

宇宙のランデブー
    (amazonより拝借)

[#1]
2130年に遭遇する謎の未確認人工物を中心とした物語。一応ファーストコンタクト物になるのか?
 ストーリー展開は素晴らしいのだが、疑問を多く残して物語は終了する。以降の3部作の前振り的存在でしょう。これ単体だとナゾはほぼなにもわからない

[#2]
 上/下の2部構成。前作から70年近くたった2197年?、ラーマ2が発見される。選りすぐりの第二次探検隊が組織されるが、このメンツが曲者でクラークらしからぬドロドロ展開。悪く言えば下世話だが、人間の私利私欲は果てしないということか、、ジェントリー・リー氏との共著の影響大と思われる

[#3]
 また上下巻の2冊。ここからストーリー展開がさらに加速する。#1は言うまでもないが、#2ですら前振りに思える
 前作でラーマと運命を共にした者たちとを引き連れ、三度太陽系を訪れるラーマ。カスタムメイドの船内に地球からの志願者を加え、選抜人類チームの未来は希望であふれる筈だったが、、
#名前が悪かったか

[#4]
 これも上下巻。気合入れてハードカバーで読んだ
 ここまでの大作なので、オチはもうちょっと意外であって欲しいとも言えるが、主人公の女性の生涯はすっかりなぞっており、そこはすっきりしている
 全体として気になった点としては、宇宙の創始者と神の関係が結構引っ張られるのはいかにも西洋人的(一括りにしていいのかわからんが)。あと主人公の”啓示”のシーンが多すぎるように思う。不幸の前に度々予知夢を見るが、一々描写されても&毎回特に新しいこともないし。大作故に作者もトランス状態だったのか?

 まあ文句はあるものの、作品としては展開・ボリュームなど超弩級で、クラーク単体より読み易くなっていると言える。彼の場合、後ろに見え隠れするテーマは例えば「幼年期の終わり」のような人類の未来だったり、「2001年」に代表される宇宙の壮大さなんかがよくあるが、本作ではもう少し身近な社会的な問題が提起されている点だ。その分、悪く言えばスケール感に乏しく、ファンタジー要素は少ないのかもしれない。Hard SFファンからするとやや甘っちょろい仕上がりだろう。一方多様な生物とそれを支えるロボットなどの描写は細かく、架空のET野設定のみならず、生体系として設定されている点はよく考察して書いている。ストーリー展開を支える要素である

 一方、素晴らしい環境が無償で手に入っているにも関わらず、地位の保全と権力や欲の拡大のみの立ち位置で行動する人物(ここでは日本人として書かれているのがちと辛い、贔屓だからこそなんだろうけど)によって崩壊する社会もテーマとなっていると言えるだろう。よくあるアホな人間の描写であるが、読み進むにつれ、最近ニュースでよく見る光景と否応なく重なって見える

いっそやらせメールのネタも書いてくれればよかったのに
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